ドナウ川・ヴァッハウ渓谷ツアー
ドナウ川ツアーは市内近くにもありますが、「美しく青きドナウ」はヴァッハウ渓谷にあると聞いたので、足を伸ばしてみることに。チケットはWestBahnHof駅の窓口でWachau-Ticketを購入(65€/人)。個別で買うより安いし、まとめて購入できて楽なので非常に便利なチケット。
- ÖBBチケット(Wien⇨MelkとKrems⇨Wienの往復(2ndClass)
- メルク修道院の入場券(ガイドなし)
- MelkからKremsまでの観光船の乗船券(BRANDNER SchiffahrまたはDDSG Blue Danube)
REX1906でMelkまで約70分の鉄道旅。10分ほど遅延するところがヨーロッパらしいですね。
Melkに到着。こじんまりとしてますが、町並みが本当にキレイ。こんな町に住んだら自然と美的感覚が養われそう。
レストラン「RATHAUSKELLER」で朝食。オムレツ・パンどちらも美味しかった。
トイレは「Herren」「Damen」とドイツ語表記。「Herren」は男性用、「Damen」は女性用。これ大事。
食事に夢中になりすぎて時間がなくなったので、メルク修道院は泣く泣く諦めて乗船場まで急ぎ移動。計画的に動かないといけないですね。乗り場手前のチケットカウンターで乗船券と引き換えて、いよいよヴァッハウ渓谷ツアーへ。
船内では食事を取ることができます。ご覧の通りメニューは多く、ここで食事を取っている方も多かったです。ここで食事にしておけばメルク修道院に行けたのではと思わなくもないですが、朝食美味しかったし、後悔は何も生みません。コーヒー1杯、紅茶2杯で9.4€。やはり船で食べるのは高いですね。そういうことです。
ちなみに精算したくてスタッフに「Can I have a bill?」と言ったところ発音の問題か「Can I have a beer?」と間違われました。諦めてドイツ語の「Zahlen bitte」に切り替えました。
肝心の景色ですが、まぁ雨なのでね、、美しく青きドナウとは本当にここなのでしょうか、濁流ですよ。まあそれでも川沿いの古城やSpitz、Dürnsteinは綺麗でした。どんなに綺麗なものでも荒れることはあります、観光客は晴れを期待しますが雨が降らないと住民は困りますからね。香港も雨、オーストリアも2日連続で雨、少し寛大になれた気がします。
心穏やかに下船すると雨が上がっていました。Krems駅までは徒歩移動なので助かります。途中スーパーマーケットに寄ったり30分位歩きます。良い散歩ですね。普段歩かないから帳尻が取れて良いかもしれません。Kremsで初めて有料トイレに出会いました。50¢払ったけど普通のトイレでした。綺麗なトイレが無料なのは日本くらいなのかもしれません。
Krems駅からは(覚えてないですが)乗り継ぎして帰りました(路線は1本ですが、乗り継ぎしたほうが早く帰れたので)
ZUM WEISSEN RAUCHFANGKEHRER
Wien中心部に着いたら、ミシュランにも選ばれたレストラン「ZUM WEISSEN RAUCHFANGKEHRER」でオペラ前に腹ごしらえ。有名なウィナーシュニッツェルやこの時期だけ食べられるホワイトアスパラなどなど。もう大変美味でございました。毎日これを食べても良いくらい。
オペラ「FIDELIO」
ビール飲んだら眠くなったのでホテルで30分仮眠した後にオペラへ。ホテルからウィーン国立歌劇場は徒歩1分。先ずは公式サイトで事前予約したチケットを受け取ります。ちなみに国立歌劇場前ではモーツァルトの格好した人がダフ屋をやってたりするので注意しましょう。日本語で話しかけてきます。良い人の可能性もありますが、日本語で話してくる人には警戒してしまいます。
入場後クロークにコートを預けることができますが、ホテルの近さを活かしコートなしで我慢したので用はありません。入場口が席によって違うのでスタッフに聞きまくりながら彷徨うこと5分、やっと入場口を発見。チケットチェックも無事通過。やっと一息つくことができました。
内装に目を向けると宮殿かのような細やかな彫刻に思わず息を飲みます。
オペラ会場はまさに写真で見たのと同じ(当たり前)円形の劇場で興奮しました。座席の前には5インチくらいのディスプレイがあり、なんと日本語でセリフが表示されました。事前に物語は勉強しましたがこれはありがたい。
開幕前は興奮しっぱなしで写真を撮ってましたがオペラが始まって5分、全員寝てました。オペラは220€/人。下手なホテルより高いわけですよ。後ろの席の人は立って見てました。交代しても良いくらい。幕間では、紳士・淑女の社交場にお邪魔しました。場違い感がすごくて素通りです。後半も贅沢な昼寝を満喫。クライマックスに起きると、敵役が味方になっていました。彼の心情にどんな変化があったのでしょうか。昨日の敵は今日の友というやつでしょうか。オペラは僕らには早すぎたようです。背伸びしてしまいました。しっかりとスタンディングオベーションも経験し、写真を撮って帰りました。
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